監修者:日本プロテイン協会理事/プロテインマイスター 坂本雅俊
プロテインを始めとするスポーツニュートリション商品製造販売会社アルプロン代表取締役社長。2001年の創業以来、人々の健康と活力にあふれた毎日をサポート。2030年頃に起こるとされる世界的課題『タンパク質危機』に挑む。著作「“出世”したければ週2回筋トレすればいい」。2025年ベスト・ファーザー イエローリボン賞特別賞受賞。東京ラジオニュース(レインボータウンFM)出演中。
暑さが厳しくなると心配になるのが熱中症。水分補給はもちろん大切ですが、実はタンパク質の補給も、熱中症対策や予防に大きく関わっていることをご存じですか?
最近では、食事や栄養素の見直しが熱中症予防に有効とされており、なかでもタンパク質は、体内の水分保持力や、暑さに負けない体づくりに役立つ成分として知られています。
本記事では、熱中症の原因から、タンパク質を含む栄養素の働き、そして日常生活で取り入れやすい食材・メニューランキングまで詳しく解説。
あわせて、健康維持をサポートするアルプロンのおすすめプロテインも紹介します。「熱中症を防ぎたい」「夏バテしない体をつくりたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
熱中症になってしまう原因
熱中症は、体温調節機能がうまく働かなくなり、体温が異常に上昇することで起こります。原因は大きく分けて「環境」「身体の状態」「行動」の3つがあります。
【環境が原因】
- 気温が高い
- 湿度が高い(汗が蒸発しにくく、熱が逃げにくい)
- 風が弱い(熱がこもりやすい)
- 日差しが強い
換気が悪い、閉め切った空間では、汗が蒸発しにくくなり、体の中に熱がたまってしまいます。冷房のない部屋や、締め切ったオフィスも注意が必要です。
【身体の状態が原因】
- 暑さにまだ慣れていない(梅雨明けや初夏)
- 寝不足・疲れ・風邪気味など、体調がすぐれない
- 運動不足や、体力に自信がない
こうした状態では、体温調節がうまくいかず、水分・ミネラルのバランスも乱れやすくなります。
【行動が原因】
- 炎天下で長時間動き続ける
- 水分補給を忘れる
- 黒っぽい服や厚手の服を着て出かける
「ちょっとくらい大丈夫」と思って、このような行動をとってしまうと、熱中症のリスクが急上昇します。体が悲鳴をあげる前に、こまめな水分・塩分補給と、無理をしないことが大切です。
熱中症対策に役立つ栄養素
熱中症を防ぐためには、暑さに負けない体づくりが欠かせません。そのベースとなるのが日々の食事です。必要な栄養素をしっかり摂ることが熱中症対策として重要です。
ここでは、代表的な栄養素を5つご紹介します。
タンパク質
タンパク質は、筋肉や皮膚など体を構成するだけでなく、熱中症の予防や回復にも重要な役割を果たす栄養素です。具体的には以下のような働きがあります。
血液量増加による脱水症状の防止
体温調節に欠かせないのが、体内を循環する血液の量です。タンパク質の一種であるアルブミンは、血管内に水分を引き込む働きを持っており、血液量を維持・増加させる役割を担っています。
血液量が増えると血液が皮膚の表面近くまでしっかり流れ、体内にこもった熱を外に逃がしやすくなります。この働きによって体温が上がりすぎるのを防ぎ、脱水症状のリスクを下げられるのです。
筋肉量増加で体の保水力を強化
筋肉は、水分を蓄えるタンクのような役割も担っています。タンパク質を十分に摂ることで筋肉量が増え、体内に水分を保持できる力=保水力が高まります。
筋肉量が少ないと、水分をうまくキープできず、汗をかいたときに脱水になりやすくなってしまうのです。特に夏場は、暑さによる水分喪失が激しくなるため、筋肉でしっかり水分をキープできる体をつくっておくことが熱中症対策につながります。
ナトリウム
「熱中症対策=水分補給」と思われがちですが、実はナトリウム(塩分)も一緒に補うことが大切です。暑さでたくさん汗をかくと、体内からは水分だけでなく、ナトリウムも失われてしまいます。
このような状態で水だけを飲み続けると、体液が薄まり、かえって体調を崩してしまうこともあります。これが「低ナトリウム血症」と呼ばれる状態で、めまいやけいれん、吐き気などを引き起こすこともあるのです。
ナトリウムには、次のような役割があります。
- 体の水分バランスを整える
- 水分の吸収を助ける
- 熱中症の悪化を防ぐ
ナトリウムと糖分を一緒に摂ると小腸での水分吸収がよりスムーズになります。スポーツドリンクや経口補水液が熱中症対策として推奨されているのはこのためです。
暑い日や運動後は、水だけでなく、ナトリウムを含んだ飲み物や食品を摂ることを意識しましょう。
カリウム
カリウムは、ナトリウムと並んで体内の水分バランスを保つために欠かせないミネラルです。カリウムが不足すると、筋肉がうまく動かなくなり、けいれんやこむら返りが起きやすくなったりします。さらに、不整脈が出たり、体がだるいと感じたりする場合もあります。
カリウムの働きは以下の通りです。
- 筋肉や神経の正常な働きを支える
- 尿の排出を促し、体の熱を外に逃がす(体温調節)
熱中症対策には、水分と一緒にカリウムなどの電解質をバランスよく補給することを意識しましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1は、エネルギー代謝や神経の働きを支え、夏バテや熱中症の予防に役立ちます。
ビタミンB1には次のような働きがあります。
- 糖質をエネルギーに変える
- 疲労回復をサポートする
- 神経や脳の働きを守る
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあるため、不足すると体内でエネルギーが作れず、疲れやすくなってしまいます。だるさや夏バテを防ぎ、体力の回復をサポートするうえで重要な栄養素です。
また、神経や脳の働きにも関わっており、集中力の低下やイライラといった不調を防ぐためにも欠かせません。
ビタミンB1は水溶性のため、汗とともに体外へ排出されやすく、夏場は特に不足しがちです。豚肉や大豆製品などの身近な食材に含まれているので、意識して摂取しましょう。
クエン酸
クエン酸は暑さによる体のだるさや、食欲不振が気になる夏にこそ摂りたい栄養素です。
クエン酸には次のような働きがあります。
- ミネラルの吸収をサポートする
- 疲労回復を助ける
- 抗酸化作用がある
- 食欲を増進する
クエン酸は、ナトリウムやカリウムなどのミネラルの吸収を助ける働きがあるため、ミネラル不足による熱中症の予防に効果的です。
また、疲労の原因となる乳酸の分解を促進し、疲れやすい夏の体をサポートしてくれます。抗酸化作用もあり、暑さによる酸化ストレスから体を守る働きも期待されています。
さらに、ほどよい酸味で食欲を促す効果もあり、夏場の食欲不振にも効果がありそうです。
クエン酸は、一度に多く摂っても体外に排出されやすいため、飲み物や食べ物からこまめに補給するのがおすすめです。梅干し、レモン、酢などに多く含まれるので、食事に取り入れてみましょう。
熱中症になりにくい体を作る習慣
暑い季節でも元気に過ごすためには、日ごろの体づくりが大切です。気温や湿度といった環境だけでなく、体のコンディションによっても熱中症のなりやすさは変わってきます。
ここでは、熱中症になりにくい体を作るために心がけたい3つの習慣をご紹介します。
栄養バランスの取れた食事
夏は食欲が落ちて、そうめんやサラダなどさっぱりしたものに偏りがちですが、それだけでは必要な栄養が不足し、熱中症になりやすい体になってしまいます。
特に以下の栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
【糖質・脂質】
エネルギー源になり、体力や代謝を維持して暑さに負けない体をつくる。
【ミネラル(ナトリウム・カリウムなど)】
水分と一緒に補給することで、脱水のリスクを下げる。
【ビタミン類】
糖質の代謝や疲労回復、免疫力アップに役立つ。
【タンパク質】
筋肉や血液の材料となり、体力や回復力の維持に不可欠。
【発酵食品・食物繊維】
腸内環境を整え、免疫力を高めることで体調不良を防ぐ。
毎食すべてを完璧にする必要はありませんが、主食・主菜・副菜をそろえた食事を心がけるだけでも、熱中症に強い体づくりにつながります。
水分補給
人の体は、汗をかくことで体温を下げていますが、体内に水分が足りないと汗が出にくくなり、体温調節ができなくなってしまいます。その結果、体に熱がこもり、熱中症のリスクが高まってしまうのです。
のどの渇きを感じる前から水分を摂ることが重要です。特に高齢者や子どもは渇きを感じにくいため、こまめに水分補給しましょう。
水分補給は熱中症対策としてだけでなく、日常の健康維持にもつながります。暑い日や汗をかいた後はもちろん、日頃から少しずつ水分を摂る習慣をつけておきましょう。
プロテインなどを活用して丈夫な体をつくる
タンパク質をしっかり摂って筋肉を維持・強化することは、体内の水分保持や体温調節に役立ちます。
筋肉は体の中でもっとも多く水分を蓄えている部分で、筋肉量が多いほど水分や電解質を体内にとどめておきやすくなります。また、タンパク質を摂ることで血液中のアルブミンが増え、血液量が安定し、熱をスムーズに体の外へ逃がしやすくなるというメリットもあります。
さらに、プロテインを活用すれば、暑さで食欲が落ちたときでも消化によい形で効率的にタンパク質を補給できます。筋肉の修復や免疫力アップにもつながり、体調を崩しにくい体づくりができるのです。
熱中症対策に役立つ食べ物の選び方
ここでは、日々の食事や買い物で役立つ食べ物の選び方を紹介します。
必要な栄養が含まれているかで選ぶ
熱中症対策に役立つ食べ物を選ぶときは、栄養素に注目することが大切です。
市販の食品や飲料のパッケージには、「栄養成分表示」が記載されています。どの栄養がどれくらい入っているかを目安に選びましょう。たとえば、スポーツドリンクでは「ナトリウム」「カリウム」「ビタミンC」、食品では「タンパク質」「ビタミンB群」などの項目がチェックポイントになります。
タンパク質補給にはプロテインの活用もおすすめです。1杯あたりに含まれるタンパク質量が明確に表示されているため、食事で足りない分を補給しやすく、必要な栄養を効率よく補えます。
自炊をする場合には、文部科学省の食品成分データベースや栄養管理アプリを使って、食材ごとの栄養素を調べるのもおすすめです。
1つの食材ですべての栄養をまかなうのは難しいため、主食・主菜・副菜・果物・乳製品などを組み合わせて、1日の食事全体でバランスを意識することが大切です。
摂取のしやすさで選ぶ
暑さで食欲が落ちてしまったときは、摂りやすさを意識して食べ物を選んでみましょう。
まずは、口当たりがよく、のどごしのいい食品を意識してみましょう。たとえば、バナナやヨーグルト、ゼリー、冷たいスープなどは、食欲がないときでもスッと食べられます。
また、水分やミネラルが豊富な食材も摂取したいところです。スイカやオレンジ、メロンなどの果物は、水分と一緒にカリウムなどのミネラルも摂れるため、熱中症予防にぴったりです。
さらに、香味野菜(ねぎ・大葉・みょうが)や香辛料(こしょう・カレー粉など)で風味を加えると、食欲を刺激し、食が進みにくい時期でも自然と箸が進みます。
そして、プロテインを活用するのも効果的な方法です。ドリンクタイプやパウダータイプのプロテインは、胃に負担をかけずにタンパク質を補給でき、食欲がないときや調理が面倒なときにも重宝します。最近ではチョコレート風味やイチゴ風味など、おいしく飲みやすい商品も多く、無理なく続けやすいのも魅力です。
価格で選ぶ
熱中症対策のための食品選びのポイントは、価格が安定していて、栄養価が高いことです。
例えば、以下のような食材はコスパが良く、熱中症対策にも効果的です。
- 豆腐・納豆・卵・もやし:手ごろな価格で、タンパク質やビタミン、ミネラルがしっかり摂れる。
- きゅうり・トマト・大根・キャベツなどの夏野菜:水分やミネラルが豊富で、旬の時期には比較的安価に購入できる。
- ツナ缶・サバ缶・コーン缶:保存がきくうえに、タンパク質やミネラルを効率よく補える。
- 乾物(わかめ・切り干し大根・高野豆腐など):水で戻して使えるため日持ちし、コスパも抜群。
また、プロテインも一見すると高価に見えますが、1食あたりに換算すると意外と経済的です。
たとえばアルプロンのプロテインなら、1杯あたり約100円前後で15〜20gのタンパク質を手軽に摂取できます。調理不要で飲むだけなので、忙しい朝や、疲れてコンビニで済ませたくなる日にもぴったりです。
市販の食品と比べると、栄養価が高くコストも抑えられるため、食費の節約につながるかもしれません。
熱中症対策におすすめの食べ物ランキング
熱中症を防ぐためには、日々の食事から必要な栄養素を補うことが大切です。とはいえ、「結局何を食べたらいいの?」と迷ってしまう方も多いかもしれません。
ここでは、熱中症予防に役立つおすすめの食材や、食べやすいメニュー、さらに手軽にタンパク質を補えるプロテインまでランキング形式で紹介します。
「これならすぐ真似できそう!」と思えるものばかりなので、ぜひ毎日の食事に取り入れてください。
おすすめの食材ランキング
熱中症対策に効果的な食材は、スーパーで手に入るものばかりです。ここでは、栄養が豊富で毎日の食事に取り入れやすいものをカテゴリー別に紹介します。
肉類
豚肉や鶏むね肉は、タンパク質が豊富なうえに、熱中症対策に欠かせないビタミンB1を含んでいます。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのを助け、夏バテや疲労感の軽減に効果的です。冷しゃぶや蒸し鶏など、あっさり食べられる調理法がおすすめです。
大豆製品
豆腐、納豆、厚揚げ、豆乳などの大豆製品は、植物性タンパク質やカリウム、マグネシウムが豊富で、体の水分バランスを整えるのに役立ちます。
消化にもやさしく、暑さで食欲がない日でも摂りやすいのが魅力です。冷奴や納豆ごはんなど、手軽な一品として取り入れましょう。
卵
卵は、良質なタンパク質とビタミン、ミネラルがバランスよく含まれており、「完全栄養食品」とも呼ばれます。
熱中症対策としては、体の回復を助け、免疫力を維持するのに役立ちます。ゆで卵、卵焼き、スープなど、どんな料理にも使いやすい万能食材です。
野菜類
きゅうり、トマト、レタス、オクラ、モロヘイヤなどの夏野菜は、水分やカリウムが豊富で、体にこもった熱をクールダウンさせるのに効果的です。
生でそのまま食べられるものが多く、サラダや冷製スープ、和え物にぴったり。色とりどりの野菜を組み合わせることで、見た目にも涼しげな一皿になります。
おすすめの食事メニューランキング
ここでは、暑い季節でも食べやすく、栄養バランスのよいメニューを紹介します。
火を使う時間が短いものや、冷たくして食べられるレシピも多いので、調理がおっくうになりがちな夏にもぴったりです。「何を作ろう?」と迷ったときの参考にもぜひどうぞ。
梅ドレッシングの冷しゃぶサラダ
タンパク質・ビタミンB1・クエン酸・水分補給が一皿で摂れる、夏にぴったりのメニューです。
▶ 栄養のポイント
- 豚肉:タンパク質・ビタミンB1で疲労回復
- サラダ野菜:水分・カリウムが豊富
- 梅ドレッシング:塩分・クエン酸で熱中症予防に◎
▶ 材料(2人分)
- 豚しゃぶ用肉:200g
- レタス、きゅうり、トマトなど:お好みで
- 梅干し:1個
- ポン酢:大さじ2
- ごま油:小さじ1
▶ 作り方
- 豚肉をさっと茹で、冷水でしっかり冷やす。
- 野菜を食べやすくカットして皿に盛る。
- 梅干しをたたいて、ポン酢とごま油を混ぜ、ドレッシングを作る。
- 野菜の上に豚肉をのせ、ドレッシングをかけて完成。
暑い日でもサッパリ食べられて、食欲がない日のお助けレシピとしてもおすすめです。
ゴーヤチャンプルー&玄米ごはん
タンパク質・ビタミンB1・カリウム・ミネラルをバランスよく摂れる、夏にぴったりの定番スタミナメニュー。ゴーヤの苦味が食欲を刺激し、夏バテ防止にも効果的です。
▶ 栄養のポイント
- ゴーヤ:カリウムが豊富で水分バランスを整える
- 豚肉・豆腐・卵:良質なタンパク質とビタミンB1
- 玄米:白米よりもミネラルや食物繊維が豊富で、体調管理に◎
▶ 材料(2人分)
- ゴーヤ:1本
- 木綿豆腐:150g
- 卵:2個
- 豚バラ肉:100g
- 塩・しょうゆ:各少々
- 玄米ごはん:2膳分
▶ 作り方
- ゴーヤは半分に切ってワタを取り、薄切りにして塩もみ。10分ほど置いたら水で流す。
- フライパンで豚バラを炒め、火が通ったら水切りした豆腐・ゴーヤを加える。
- 最後に溶き卵を入れて全体をサッと炒め、しょうゆで味付け。
- 玄米ごはんを添えて完成。
しっかり栄養を補いたい日のメインにぴったりです。
冷製塩レモンうどん
さっぱり食べられて、塩分・タンパク質・クエン酸が同時に補える夏にうれしい一品です。
▶ 栄養のポイント
- 塩・めんつゆ:汗で失われる塩分・ミネラルを補給
- レモン:ビタミンCとクエン酸で疲労回復・食欲増進
- 鶏むね肉:高タンパク・低脂質
▶ 材料(2人分)
- うどん(冷凍可):2玉
- 鶏むね肉:1枚
- レモン:1/2個
- 塩:小さじ1/2
- めんつゆ(3倍濃縮):大さじ3
- 水:150ml
- 大葉・みょうが(お好みで)
▶ 作り方
- 鶏むね肉に塩をまぶして茹で、冷ましたら細かく裂く。
- うどんは茹でて冷水でしっかり締め、水気を切る。
- 器にうどんと鶏肉を盛り、めんつゆと水を合わせた出汁をかける。
- スライスしたレモンをのせ、大葉やみょうがで彩りを加えて完成。
レモンの香りと酸味で、食欲がないときでもさっぱりと食べられるうどんメニュー。
火を使う時間も短く、暑い日のランチにもぴったりです。
鶏むね肉の梅しそチーズはさみ焼き
高タンパク・低脂質な鶏むね肉に、クエン酸たっぷりの梅とカルシウム豊富なチーズを合わせた、栄養満点の主菜です。さっぱり&コクのある味わいで、ご飯がすすみます。
▶ 栄養のポイント
- 鶏むね肉:タンパク質・ビタミンB群で体力・筋肉維持
- 梅干し:クエン酸と塩分で疲労回復・ミネラル補給
- チーズ:カルシウム補給&コクをプラス
▶ 材料(2人分)
- 鶏むね肉:1枚(観音開きにする)
- 梅干し:1個
- 大葉:4枚
- スライスチーズ:2枚
- 塩・こしょう:少々
▶ 作り方
- 鶏むね肉に切れ込みを入れ、叩いた梅、大葉、チーズをはさむ。
- フライパンに油をひき、弱めの中火で両面をじっくり焼く。
- 焼き色がついたら蓋をして蒸し焼きにし、中まで火を通して完成。
梅の酸味とチーズのまろやかさが絶妙にマッチ。お弁当にもぴったりの一品です。
豆腐入り鶏つくねの甘酢あん
高タンパク・低脂質な鶏肉と豆腐を使った、やさしい味わいのつくね。甘酢あんに含まれるクエン酸で、夏の疲れもすっきりリセットできます。
▶ 栄養のポイント
- 鶏ひき肉:タンパク質・ビタミンB群で体力サポート
- 豆腐:植物性タンパク質とイソフラボンでバランス◎
- 酢:クエン酸で疲労回復・食欲増進にも効果的
▶ 材料(2人分)
- 鶏ひき肉:200g
- 木綿豆腐:100g
- 片栗粉:大さじ1
- 醤油・酢・みりん・砂糖:各大さじ1
- 長ねぎ・しょうが:お好みで(みじん切り)
▶ 作り方
- 鶏ひき肉、豆腐、片栗粉、みじん切りのねぎ・しょうがをよく混ぜて成形する。
- フライパンで両面を焼き、火が通ったら取り出す。
- 醤油・酢・みりん・砂糖をフライパンで加熱して甘酢あんを作り、つくねにからめて完成。
豆腐入りでふんわり&ヘルシー。夏でも食べやすく、ご飯との相性も抜群です。
オクラと納豆の冷やし雑炊
タンパク質・カリウム・ビタミンKなどを手軽に補え、のどごしの良さで夏でもスルッと食べられる冷たい雑炊です。
▶ 栄養のポイント
- 納豆・オクラ:タンパク質やカリウムが豊富で、免疫力サポートにも
- だし:水分と塩分を一緒に摂れる
- ごはん:消化もよく、エネルギー源として◎
▶ 材料(2人分)
- ごはん:軽く2杯分
- 納豆:2パック
- オクラ:4本
- だし(冷やし):300ml(市販のめんつゆを薄めたものでもOK)
- ごま・刻みのり:適量
▶ 作り方
- オクラは塩もみしてから茹で、小口切りにする。
- 納豆は添付のタレやからしと一緒によく混ぜる。
- ごはんに納豆、オクラ、刻みのり、ごまをのせる。
- 冷やしただしをかけて完成。
暑くて食欲がないときにおすすめ。ネバネバ食材で胃腸にもやさしい一品です。
プロテインのおすすめランキング
熱中症対策の観点からも、手軽にタンパク質を補えるプロテインは心強い味方です。
ここでは、目的やライフスタイルに合わせて選べるアルプロンのおすすめプロテインをランキング形式でご紹介します。
ALPRON WPC
『ALPRON WPC』は、ホエイプロテイン100%使用、タンパク質含有量約67%・アミノ酸スコア100の高品質なプロテインです。1食(約30g)で、約20gのタンパク質がしっかり摂れるため、熱中症対策に重要な丈夫な体づくりに役立ちます。
さらに、血液中のアルブミン量を増やす働きも期待できるため、水分を効率よく体内に取り込み、体温調節機能を支えるサポートにも◎。
価格は900gで4,298円(税込)、1食あたり約143円。大容量の3kgパックなら12,960円(税込)で、1杯あたり約129円と、コスパも抜群です。
味は、ダブルリッチチョコレートやフレッシュストロベリーなど、全10種類から選べます。バリエーションが豊富なので、飽きずに続けられるのも魅力です。
暑さで食欲が落ちやすい夏でも、手軽にタンパク質を補いたい方にぴったりのプロテインです。
ALPRON WPC チップシリーズ
『ALPRON WPC チップシリーズ』は、ホエイプロテイン100%を使用し、タンパク質含有量は約67%、アミノ酸スコア100と高水準を誇るプロテインです。1食(約30g)あたり約20gのタンパク質が摂れるため、筋肉の維持や暑さに負けない身体つくりに役立ちます。
チップシリーズ最大の特長は、贅沢な食感。ザクザクのチョコチップやいちごチップが入っており、おやつ感覚で楽しめるプロテインです。ミルクココア風味・クッキー&クリーム風味・抹茶風味・杏仁豆腐風味など、4種のフレーバーから選べるため、飽きずに美味しく続けられます。
1袋900gで税込4,298円(約30食分)、1食あたり約143円。3kgパックなら税込12,960円(約100食分)で、1食あたり約129円とさらにお得です。長く続けやすい価格も魅力のひとつです。
夏は食欲が落ちやすく、食事だけでは栄養が不足しがち。そんなときにも『WPC チップシリーズ』なら、デザート感覚で手軽にタンパク質を補給でき、体力維持や回復をサポートしてくれます。
ALPRON SOY
『ALPRON SOY』は、ソイプロテイン100%使用、植物性タンパク質をしっかり補えるヘルシー志向のプロテインです。動物性が苦手な方や、乳糖不耐症の方にもおすすめです。
1食(約30g)あたりのタンパク質は約20g、タンパク質含有率は約67%と高水準。アミノ酸スコアも100で、体づくりに必要なアミノ酸をしっかり補給できます。
価格は900gで税込3,456円、1食あたり約115円とコスパも優秀です。
ストロベリー風味、ダブルリッチチョコレート風味と、まろやかでリッチなフレーバーが揃っているのも魅力。泡立ちや粉っぽさが少ないなめらかな口当たりです。
暑い日でもスッと飲みやすく、夏場の体調管理にぴったりのソイプロテインです。
ALPRON SLIM WPC
『ALPRON SLIM WPC』は、脂肪燃焼をサポートするケトン体を配合したホエイプロテイン。1食あたり約20gのタンパク質に加え、マルチビタミンや食物繊維も一緒に摂れるダイエット設計のプロテインです。
ダイエットタイプでもアミノ酸スコア100の高品質プロテイン。夏場の食欲不振時でも筋肉づくりをしっかりサポートします。
価格は750gで税込4,298円。1食(約30g)あたりの費用は約172円で、ボディメイクや夏の体調管理までサポートします。
味は、ダブルリッチチョコレート風味とフレッシュストロベリー風味の2種類。甘すぎず、すっきりとした味わいで暑い日にも飲みやすい味わいです。
「しっかりタンパク質を摂りながら、引き締めもしたい」という方におすすめのプロテインです。
ALPRON SLIM SOY
『ALPRON SLIM SOY』は、植物性ソイプロテインに、マルチビタミンや食物繊維を配合した、ダイエット中でも栄養補給しやすいスリムサポートプロテインです。
ケトン体を効率よく摂取できるよう設計されており、脂肪をエネルギー源に変える体づくりをサポート。夏場の食欲低下や栄養バランスの乱れが気になる方にもおすすめです。
1食あたり約20gのタンパク質を含み、アミノ酸スコアは100。1袋750gで税込3,456円、1食(30g)あたり約138円と手ごろな価格も魅力です。
また、黒蜜きな粉風味・ミルクココア風味・本格抹茶風味など和洋のフレーバーが揃っており、甘さ控えめで飽きずに続けられます。
夏バテ対策とボディケアを両立したい方にぴったりのプロテインです。
EX-BEAUTY WPIプロテイン
『EX-BEAUTY WPIプロテイン』は、美容と健康を意識する女性に向けて開発されたホエイプロテイン。1食(30g)あたりタンパク質が15.2g含まれており、脂質はゼロ。さらに、11種のビタミン、鉄・亜鉛、乳酸菌、食物繊維など、女性にうれしい栄養素をぎゅっと詰め込みました。
GENERATIONSの数原龍友さんがプロデュースしており、「キレイ」のための栄養をマルチサポート。ダイエットや夏バテによる栄養不足が気になる時期にも、無理なく栄養補給できるのが魅力です。
価格は360gで税込2,916円、1食あたり約243円。毎日の美容習慣としても取り入れやすい価格です。
さっぱりとしたパッションフルーツ味は、暑い季節にも飲みやすく、スムージー感覚で楽しめるのもポイント。冷たい水に溶かしておいしく、夏の栄養補給をサポートします。
EX-BEAUTY ソイプロテイン
『EX-BEAUTY ソイプロテイン』は、美容やダイエットに加え、夏の栄養補給にもぴったりの植物性プロテインです。
1杯でタンパク質10.2g、11種類のビタミン、鉄・亜鉛、乳酸菌、食物繊維などをバランスよく摂取でき、暑さで食が細くなる季節の栄養サポートに最適です。
夏は汗とともにミネラルや水溶性ビタミンが失われやすく、体調を崩しやすい時期。
EX-BEAUTY ソイプロテインに含まれるビタミンB群・C、鉄・亜鉛が、体の調子を整え、疲労の予防にも役立ちます。
風味は、バニラのやさしい甘さにサクサク食感のチョコチップを合わせたクッキー&クリーム味。冷たい水や豆乳で割れば、スイーツ感覚で楽しんで続けられます。
360gで税込2,916円、1食あたり約243円と続けやすい価格も魅力。暑さに負けない体づくりのために、日々の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか?
熱中症対策に役立つ食べ物に関するよくある質問
ここでは、熱中症と食べ物の関係について、よくある質問にお答えします。
熱中症がゆで卵に例えられるのはなぜ?
熱中症が「ゆで卵」に例えられるのは、一度傷んだ体や脳の細胞は、元に戻らないという特徴があるからです。
ゆで卵は、火を通すと白身や黄身が固まり、生卵には戻りません。これは、タンパク質が熱で変性するためで、人の体も同じです。
高い体温が続くと、体の中のタンパク質が変性し、細胞が正常に働けなくなります。特に脳の神経細胞は一度死んでしまうと再生できないため、後遺症が残ることもあります。
このように、「一度変わったら戻らない」という点で、熱中症の危険性を伝えるために「ゆで卵」が例えに使われているのです。
タンパク質が変性してしまう温度は?
人の体の場合、体温が約42℃を超えると、体内のタンパク質が変性し始めます。
タンパク質の変性とは、熱などの影響で形が変わり、元の働きができなくなることです。この状態が続くと、細胞や臓器が正常に働かなくなり、命に関わることもあります。
卵の白身が60〜70℃で固まるのもタンパク質の変性によるものです。人の体ではもっと低い温度、42℃前後が重要なラインになります。
タンパク質が熱中症対策に役立つのはなぜ?
タンパク質は、筋肉をつくるだけでなく、体温を調節する働きにも関わっています。
血液中には「アルブミン」というタンパク質があり、血管の中に水分をとどめておく力を持っています。アルブミンが十分にあると、血液量がしっかり保たれ、汗で失った水分が体の外に逃げにくくなるのです。
また、血液量が多いと、体内の熱を皮膚表面まで運んでスムーズに放出できるため、熱中症のリスクが下がります。
さらに、タンパク質は体力の維持や夏バテ予防にも欠かせません。水分だけではなく、タンパク質も意識的にとることが、熱中症を防ぐカギになるのです。
タンパク質で熱中症対策|暑さに負けない体をつくろう
熱中症を防ぐには、水分だけでなく、バランスのよい栄養補給が重要です。特に、血液や筋肉を支えるタンパク質は、体温調節や水分保持の面でも重要な役割を担っています。
しかし、夏は食欲が落ちやすく、食事だけでは補いきれないこともあるでしょう。そんなときは、プロテインを上手に活用すると無理なく必要な栄養素を補えます。
暑さに負けない体づくりのために、今日から少しずつ、食べるもの・飲むものを見直してみませんか?あなたの毎日の選択が熱中症予防につながります。