筋肉増強・筋肥大におすすめの最強プロテイン6選!体重を増やす方法も解説

筋肉増強・筋肥大におすすめの最強プロテイン6選!体重を増やす方法も解説

「満腹まで食べても体が大きくならない…」「効率よく体を大きくするためにプロテインを活用してみたい」という人はいませんか?

筋トレ初心者から、筋肥大を極めたい上級者まで、筋肉を太くし体を大きくさせたい人にとって、プロテインは理想に近づくためのアイテムの一つといえます。

しかし、プロテインも選び方によっては目的と違う方向へ進んでしまう場合があります。現在、数えきれないほどのプロテイン商品が市場に出回っており、成分や価格、味などもさまざま。正直、何を選べばベストなのか迷ってしまいますよね。

今回は、筋肥大・バルクアップをターゲットにし、その違いやプロテインを活用して体重の増加させるためのポイントなどを解説していきます。

筋肉増強・筋肥大に特化した“最強プロテイン”も厳選して紹介しますので、体を大きくしたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください!

監修者:日本プロテイン協会理事/プロテインマイスター 坂本雅俊

プロテインを始めとするスポーツニュートリション商品製造販売会社アルプロン代表取締役社長。2001年の創業以来、人々の健康と活力にあふれた毎日をサポート。2030年頃に起こるとされる世界的課題『タンパク質危機』に挑む。著作「“出世”したければ週2回筋トレすればいい」詳しいプロフィールはこちら⇒ https://alpron.co.jp/about/#message

 

筋肥大・バルクアップとは

「筋肥大」と「バルクアップ」は、どちらも筋肉を大きくすることを指していますが、正確にいえば若干の違いがあります。まずは筋肥大とバルクアップについて簡単に説明していきます。

筋肉のみ成長させる筋肥大

筋肥大とは、筋繊維そのものが太くなることを指します。

筋トレなどの運動を通じて、筋肉に強い負荷をかけることで筋繊維が微細に損傷し、その回復過程で筋肉が太く成長します。

筋肥大は、筋肉のみを大きくし、体脂肪を極力増やさず見た目の引き締まった体を目指す場合に用いられることが多いです。

体重・体脂肪も増やすバルクアップ

バルクアップは筋肉の成長に加えて、体重や体脂肪も同時に増やし、体全体を大きくすることを指します。

筋トレと同時に高カロリーな食事を摂ることで、筋肉と脂肪の両方を増やすのが一般的です。競技目的や増量期に行われることが多く、見た目よりも、体重や筋肉の量を増やすことを重視します。

ただし、バルクアップ中はどうしても脂肪も一緒に増えてしまうため、引き締まった体を作りたい人は、のちに減量期を設定し、余分な脂肪を落とすことが必要になります。

バルクアップは目的とする体の途中段階であることが多く、体をとにかく大きくしたい場合や、ボディビル競技などを目指す場合に用いられることが多いようです。

筋肥大・バルクアップにおすすめなプロテインの選び方

筋肥大やバルクアップを目指すうえで、プロテインは効果的です。

ただし、目的に合っているかどうかや、どの種類のプロテインを選ぶかによって成果に大きな差が生まれることもあります。ここでは、それぞれの目的に適したプロテインの選び方について解説します。

種類で選ぶ

一番初めに選ぶべき項目は、プロテインの種類です。

 

代表的なプロテインの種類は

 

①ホエイプロテイン

②カゼインプロテイン

③ソイプロテイン

 

が挙げられます。それぞれの特徴を簡単に説明してみましょう。

 

①筋肉づくりに効果の高いホエイプロテイン

牛乳から作られている動物性たんぱく質の「ホエイプロテイン」です。ホエイは体内への吸収が早いのが特徴です。また、必須アミノ酸やBCAAなどを豊富に含むため筋肉への利用率が高く、効率よく筋肉になります。

 

②ゆっくり吸収されるカゼインプロテイン

カゼインプロテインは、ホエイプロテイン同様、牛乳から作られています。ホエイプロテインに比べると固まりやすく、消化に時間がかかることが特徴です。腹持ちが良く、時間をかけてたんぱく質を補給することができます。

 

③植物性たんぱく質を摂取できるソイプロテイン

大豆から作られているのが「ソイプロテイン」です。ソイプロテインも、体内への吸収スピードが緩やかなことが特徴です。食物繊維が豊富に含まれており腹持ちが良いため、ダイエット目的にもおすすめです。また、イソフラボンの効果を得ることができることから、女性向けとして販売されていることも多いプロテインです。

 

プロテインは、目的によって使い分けるのがポイントです。筋肥大を目的とする場合は、メインのプロテインとして「ホエイプロテイン」を選択することをおすすめします。プラスアルファとして、休息時にカゼインプロテインを摂取するのも良いでしょう。一方、ソイプロテインは、筋肥大を効率よく実現させるには適していないので注意しましょう。

 

製法で選ぶ

ホエイプロテインについて調べていると、製法に違いがあることに気づいた人もいるのではないでしょうか。ホエイプロテインは、製法の違いによって特徴が異なります。ここではそれぞれの製法の特徴とおすすめの活用法を確認しましょう。

WPC製法

ベーシックなホエイプロテインの多くは「WPC製法」で作られています。

たんぱく質のろ過の精度が低い製造方法のため、たんぱく質だけでなく糖質やビタミンなどが除去されずに含まれています。

 

比較的価格が安く、コストパフォーマンスが優秀なので、プロテイン初心者の方はまずWPC製法のプロテインから始めると良いでしょう。

 

【特徴】

たんぱく質の含有量は約70~85%程度。

乳糖、脂質、炭水化物がある程度含まれる。

比較的低価格の商品が多く、コスパに優れており、初心者や予算を抑えたい人向け。

 

【適した利用法】

増量期や日常のたんぱく質補給として。

乳糖不耐症でない人向け(乳糖が残っている可能性があるため)。

 

WPI製法

「WPI製法」は、WPC製法に比べて、たんぱく質のろ過を細かくし、たんぱく質のみを抽出する製法です。牛乳に含まれている乳糖による腹痛や下痢などの症状を「乳糖不耐症」といいますが、WPI製法は乳糖がほとんど取り除かれるため、乳糖不耐症の人でも安心して摂取することができます。

 

WPC製法よりもたんぱく質含有率が高いため、筋肉づくりにより効果的です。品質が高く、比較的購入しやすいため、筋肉増強目的の最強プロテインと言えます。

 

【特徴】

たんぱく質の含有量は90%前後と高い。

脂質や炭水化物(特に乳糖)がほぼ除去されている。

消化吸収が速い。

乳糖不耐症の人にも適している。

筋トレ直後やカロリーを抑えたい場合に最適。

 

【適した利用法】

減量期、筋トレ直後の摂取。

消化器系が敏感な人。

WPH製法

「WPH製法」は、WPI製法よりもさらにろ過の精度を高め、アミノ酸やペプチド状になっています。3つの製法の中で最も消化吸収のスピードが速いのが特徴です。たんぱく質の含有量が多い商品も多く、高品質のプロテインです。

 

本格的に筋肥大を目指す場合は、WPH製法の吸収速度の速さが強い味方になります。高品質な分、価格は高いので、競技者など高いレベルを求める方におすすめです。

 

【特徴】

たんぱく質が加水分解されており、アミノ酸やペプチドの形になっている。

消化吸収速度が最速で、筋肉へのアミノ酸供給が迅速。

筋トレ後すぐに吸収が必要な場面に最適。

アレルギーや消化吸収に問題がある場合でも比較的負担が少ない。

他のプロテインに比べて価格が高い。

若干苦味がある商品がある。

 

【適した利用法】

激しいトレーニング後、すぐに栄養補給したいとき。

 

たんぱく質含有率で選ぶ

たんぱく質含有率とは、一回当たりの摂取量のうち、どのくらいのたんぱく質を摂取できるかということを表した割合です。例えば、たんぱく質含有率が70%のプロテインの場合、100g摂取すると70gのたんぱく質を摂取できることになります。1回あたりに同じ量を飲むのであれば、たんぱく質含有率が高いほうが、多くのたんぱく質を摂取できるといえます。小食気味で普段の食事でたんぱく質摂取量が少ないようなら、たんぱく質含有率の80%以上のものを選ぶとよいでしょう。

アミノ酸スコアで選ぶ

「アミノ酸スコア」とは、アミノ酸のバランスを示した数値で、100を満点として表記されます。筋肥大を目指すのであれば、アミノ酸スコアが100のものがおすすめです。

植物性のプロテインの場合、アミノ酸スコアが低い(不足しているアミノ酸がある)場合がありますが、ホエイプロテインの場合は、どの商品もアミノ酸スコア100の場合が多いので、それほど気にする必要はないかもしれません。

たんぱく質以外の追加成分で選ぶ

プロテインには、たんぱく質のほかに追加で栄養素を配合している商品もあります。筋肥大を目指すなら以下のような追加成分が入ったプロテインはおすすめです。

BCAA・EAA

アミノ酸には、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」があります。

必須アミノ酸とは、体内で生成できないアミノ酸のことを指します。体を構成するアミノ酸は20種類あり、そのうち9種類が必須アミノ酸です。BCAAとは、必須アミノ酸の中の筋肉を効果的に作る3つのアミノ酸の集合体であり、EAAは必須アミノ酸9種類すべてのことを指します。

これらが配合されているプロテインは、筋肉づくりの効果が高まっているうえ、筋トレ後のたんぱく質の吸収を促してくれるため、筋肥大を目指す人にとって嬉しい追加成分といえるでしょう。

乳酸菌

乳酸菌には腸内細菌のバランスを整えたり、腸の運動を活発にして便通をよくする働きがあります。プロテインと同時に摂取することにより、腸の働きを活性化させ、たんぱく質の吸収を効率よく行うことができます。また、プロテイン摂取による消化不良などのお腹のトラブルを解消してくれる働きもあります。

 

乳酸菌で腸内環境をいい状態で保つことにより免疫力を高め、ハードな筋トレにも耐えられるコンディション作りに役立つことでしょう。

 

ザイナマイト

ザイナマイトとは、マンゴーの葉から抽出されるエナジー成分です。ザイナマイトの特徴は、カフェインのような、体の活性化、脳の興奮作用、覚醒作用をもたらすことです。

論文では、ザイナマイトを摂取することで持続的なエネルギー供給をもたらし、身体的な疲労感の軽減や、集中力や注意力を向上させる効果が挙げられています。また、カフェインに比べ副作用が少ないことから、新しいエナジー成分として注目されています。

 

目的に合わせて選ぶ

プロテインには上記に説明したようにさまざまな種類がありますが、種類で選ぶだけでなく、目的からプロテインを選ぶのも重要です。

筋肥大を目指すのか、それとも体重全体を増やしたいのかによって、おすすめのプロテインは異なります。

自分の目標を明確にし、その目標に合ったタイプのプロテインを選ぶことが、結果を最大化するポイントとなります。

筋肥大なら通常のプロテイン

筋肥大を目的としている場合には、ホエイプロテインやソイプロテインなど、いわゆるオーソドックスなプロテインが最適です。これらは高たんぱく・低脂肪で構成されており、筋肉の合成を促すのに適した栄養バランスを備えています。

特にホエイプロテインは吸収が早いため、トレーニング直後の摂取に非常に効果的です。体脂肪を増やさず、筋肉だけを増やしたい人にとっては、日常の食事で不足しがちなたんぱく質を効率よく補うことができ、筋肥大における大きなサポートとなるでしょう。

体重を増やすならウェイトゲイナー・ウェイトアッププロテイン

バルクアップを目指す場合には、「ウェイトゲイナー」や「ウェイトアッププロテイン」と呼ばれる高カロリータイプのプロテインが効果的です。これらのプロテインは、たんぱく質に加えて炭水化物や脂質も多く含まれており、筋肉の成長とともにエネルギー補給にも適しているため、体全体を大きくするのに役立ちます。

筋肉を大きくするには、たんぱく質だけでなく、十分なエネルギー摂取も欠かせません。特に食が細い人や、食事だけで必要なカロリーを摂るのが難しい人にとって、ウェイトゲイナーは非常に有効なサポートとなります。

バルクアップを効率よく進めるために、トレーニング後の栄養補給や間食として取り入れるのもおすすめです。

筋肥大・バルクアップにおすすめなプロテイン6選

ここでは筋肥大にオススメなプロテインを紹介していきます。購入の際の参考にしてみてください。  

ALPRON WPC

「ALPRON WPC」は、たんぱく質含有率が約80%、1回あたり約20gのたんぱく質を摂取できる、WPC製法で作られているホエイプロテインです。プロテイン初心者の人は、味の種類が豊富で続けやすいこのプロテインから始めてみましょう。

リニューアルにより進化したWPCプロテインは、美味しさにこだわった結果、フレーバーが10種類、チップインタイプと合わせると全部で14種類となっており、スイーツ感覚で贅沢に楽しむフレーバーや、甘さ控えめフレーバー、すっきり爽やかなデザートフレーバー等、摂取タイミングに合わせた自分好みの味を選ぶことができます。また、溶けやすさもさらに改善され、ダマにならずサラッとした飲み心地で、プロテインに苦手意識がある人でもおいしく飲むことができるでしょう。

 

ALPRON WPI

「ALPRON WPI」は、たんぱく質含有率が約80%、1回あたり約24gのたんぱく質を摂取できる、WPI製法で作られているホエイプロテインです。1度に摂取できるたんぱく質含有量が今回紹介した中で最も多い、最強のプロテインといえるでしょう。

3種類のフレーバーから選べるALPRON WPIは、最速で筋肥大を目指す人におすすめです。また、乳糖が取り除かれるWPI製法なので乳糖不耐症の方でも、安心して摂取できるでしょう。

IZMO BULK UP WHEY PROTEIN MAX

「IZMO BULK UP WHEY PROTEIN MAX」は、たんぱく質含有率は約80%、1回あたり約25gのたんぱく質を摂取することができる、WPI製法とWPH製法をブレンドしたホエイプロテインです。トレーニング後の栄養補給にぴったりのプロテインで、効率よく筋肉を作りたい人におすすめです。

WPIとWPHという品質の高い製法を組み合わせたことで体内への吸収を速くし、たんぱく質を筋肉へと素早く行きわたらせることができます。また、黒こしょうから抽出された成分「バイオペリン」を配合し、同時に摂取した栄養素を無駄なく体内に取り入れることができ、筋肥大の効果を高めます。

 

ALPRON THE BUILD WPI 横川尚隆監修

「ALPRON THE BUILD WPI」は、たんぱく質含有率が約80%、1回あたり約24gのたんぱく質を摂取することができる、WPI製法で作られているホエイプロテインです。筋肥大を目指す人はもちろん、趣味で筋トレをしている人やダイエット目的でトレーニングしている人など、誰でも活用できるプロテインとなっています。

フィジークやボディビル競技で日本一も獲得したプロボディビルダー横川尚隆さん監修のもと、高品質で続けやすいプロテインを目指して作り上げたハイスペックなプロテインといえるでしょう。

ALPRON PRO WPI

「ALPRON PRO WPI プロテイン」は、WPI製法によって不純物を徹底的に除去し、高純度のたんぱく質を抽出した高品質なホエイプロテインです。

たんぱく質含有率は約80%で、1回(30g)あたり約24gのたんぱく質を摂取することができます。価格は900g入りで7,020円、1回あたり約234円、3kg入りの場合は18,900円で、1回あたり約189円です。

WPIは余分な成分が取り除かれているため消化吸収が速く、効率的に筋肉へ栄養を届けることが可能で、トレーニング後の素早いリカバリーに適しています。また、WPI製法により乳糖がほとんど含まれていないため、乳糖不耐症の方でも安心して飲むことができる点もメリットの一つです。

さらに、ALPRON PRO WPI プロテインでは、筋肉づくりのサポートとして必須アミノ酸の一種であるロイシンを配合し、成長の効率を高めています。

フレーバーも4種類あり、味に飽きがきたら違う味を選べるというのも嬉しいポイントです。

ALPRON PRO WPI プロテインは、筋肉の成長をより効率的に促したい方や、乳糖不耐症でプロテイン選びに悩んでいる方におすすめのプロテインです。

実際に購入した方の口コミ

“初めてWPIのプロテインを買いました。味はとても美味しく飲みやすいです。これでタンパク質含有量が多く低脂肪ということで効果がとても楽しみです。高品質なプロテインを試してみたい方は是非!”

“アルプロンのホームページでプロテインの情報も確認し、改めて知識を持ったうえで使用できました。乳糖不耐症にもおすすめの商品、低カロリー、タンパク質含有率が高いなど、今の私にピッタリです。さらにこの商品は美味しい!安心して継続使用できる商品です。”

口コミでは「飲みやすい」「美味しい」「お腹の調子が悪くならない」といった声が多く寄せられています。今までのプロテインで満足できなかった人は、一度ALPRON PRO WPI プロテインを試してみましょう。

ALPRON PRO ウェイトアップ

「ALPRON PRO ウェイトアップ」は、ホエイプロテインに吸収の早い糖質であるマルトデキストリンを加えたプロテインです。

たんぱく質含有率は約20%で、1回(30g)あたり約6gのたんぱく質を摂取することができます。価格は900g入りで3,480円、1回あたり約116円です。

マルトデキストリンは精製したグルコース(ブドウ糖)の名称であり、素早い糖質補給ができるのが特徴です。運動後に飲むことで、たんぱく質と同時にエネルギーを素早く摂取することができ、筋肉の回復とグリコーゲンの補充を促進し、筋トレ効果を高めるサポートをします。

追加配合として、カルシウム・マグネシウム・ミネラル・ビタミン・鉄分なども配合し、トレーニングやスポーツ中のコンディショニングを整えるのにも役立ちます。

ALPRON PRO ウェイトアップは、効率よくバルクアップしたい人や、日々ハードな練習をこなしているアスリートにおすすめしたいプロテインです。

実際に購入した方の口コミ

“痩せ型なのでプロテインだけでなくウエイトアップも併用しています。味も成分も100点!”

“栄養価のバランスが非常によく、いつも愛飲させていただいています。味もおいしいので、手軽に飲み続けられるのもお気に入りのポイントです。”

口コミでは「美味しい」「栄養バランスがいい」といった声が多く寄せられています。バルクアップを目指す人は、ALPRON PRO ウェイトアップの活用を検討してみましょう。

プロテインを活用して体重を増やす、太る方法

体重を増やしたい、健康的に太りたいという人にとって、プロテインは非常に有効なサポートアイテムです。

ただし、プロテインを摂るだけで劇的に太れるわけではなく、食事の内容や運動とのバランスが重要です。ここでは、プロテインを上手に活用して体重を増やすための基本的な方法とポイントを解説します。

たんぱく質、炭水化物を食事でもしっかり摂取する

体重を増やすには、まず基本の食事の質と量を見直してみましょう。

特にたんぱく質と炭水化物は、体を作るうえで欠かせない栄養素です。たんぱく質は筋肉の材料となり、炭水化物は体のエネルギー源となるため、両方をバランスよく摂取することが必要です。

痩せ体質の人や食が細い人は、食事だけで必要なカロリーや栄養を摂るのが難しい場合があります。そんな人には、プロテインがおすすめ。

間食としてプロテインを取り入れたり、ウェイトアップ系のプロテインを活用することで、効率的に栄養を補給できます。特に炭水化物がしっかり含まれているタイプのプロテインは、エネルギー補給と筋肉の成長を同時にサポートしてくれるため、体重増加を目指す人に適しています。

健康的に太るには運動との組み合わせがポイント

体重を増やして体を大きくすることを目的とする場合でも、ただ食べて寝るだけの生活では脂肪ばかりが増えてしまい、健康を損ねたり、見た目が悪くなったりしてしまいます。

健康的に体重を増やすためには、適度な運動との組み合わせが不可欠です。特に筋トレを取り入れることで、摂取した栄養が筋肉となり、見た目にも引き締まった体づくりにつながります。また、ある程度体重がついてきたら、有酸素運動などを取り入れ、蓄積した体脂肪を落とすことも必要になってくるでしょう。

プロテインは、運動後の筋肉修復や成長を助ける働きがあるため、トレーニングと並行して摂取することで、より効率的なバルクアップが可能になります。運動と栄養補給をセットで考えることが、脂肪だけではなく筋肉も同時に増やし、健康的に太るための基本です。

体重を増やすというと、ただたくさん食べればいいと誤解されがちですが、実際には「何を、どのように食べ、どう運動するか」が結果を左右します。

プロテインはその過程を支えてくれる強力なアイテムですが、食事・運動・休息のバランスが取れてこそ、健康的で持続可能な体重増加が実現できるのです。

筋肥大・バルクアップにおすすめなプロテインの摂取タイミング

筋肥大やバルクアップを効率的に進めるためには、プロテインの摂取のタイミングも重要な要素になります。どんなに質の高いプロテインを選んでも、タイミングを誤ってしまうと効果を最大限に引き出すことはできません。

ここではおすすめのプロテインの摂取タイミングを紹介します。

トレーニング直後

筋肥大を目指すなら、トレーニング後のプロテイン補給が欠かせません。特に、筋トレ直後は、成長ホルモンや筋肉の合成を促すインスリンの分泌が増え、筋肉の合成が活発になるタイミングです。そのタイミングでたんぱく質を補給しておくことで、筋肥大の効率が高まるのです。

最近の研究では、以前から言われていた筋トレ後30分の「ゴールデンタイム」の重要性が再考されていますが、それでもトレーニング後に早めの栄養摂取を行うことは、筋肉の分解を防ぐためにも効果的であると考えられます。

トレーニング直後は速やかに体内に吸収されるホエイプロテインをおすすめします。

就寝前

就寝中も、成長ホルモンの分泌が活発的になる、筋肥大に重要なタイミングです。そのため、就寝中に体内にたんぱく質を補給しておくことで効果的に筋肥大を促すことができます。

しかし、就寝中は栄養補給ができません。6〜7時間も栄養を補給できない状態が続くので、就寝前にしっかりとたんぱく質を補給しておくことが重要です。

就寝前は、就寝中に時間をかけてたんぱく質を吸収できるカゼインプロテインがおすすめです。

体重増加目的ならこまめな摂取がおすすめ

体重を増やしてバルクアップしたい場合は、1日の中でこまめにプロテインを摂取すると効果的です。

体が大きくなりにくい人は、バルクアップのための摂取カロリーを食事だけで補うのが難しい場合が多いです。

そのため、先に紹介したトレーニング後や就寝前だけでなく、朝食時や間食などでこまめに摂取し、たんぱく質や総摂取カロリーを増やす工夫をしましょう。

また、こまめにエネルギー補給することにより、空腹を防ぎ、筋肉の分解を抑える効果も期待できます。その点、プロテインは手軽に摂取できるため、バルクアップに最適です。

筋肥大、バルクアップとプロテインに関するよくある質問

最後にプロテインについて、よくある質問に回答します。筋肥大やバルクアップにプロテインを活用しようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ウェイトゲイナーと通常のプロテインの違いは?

ウェイトゲイナーと通常のプロテインは、どちらもたんぱく質を含んだサプリメントですが、その栄養バランスや目的は大きく異なります。

通常のプロテインは、主にたんぱく質を中心に構成されており、筋肉の修復・成長をサポートする役割に特化しています。

一方で、ウェイトゲイナーはたんぱく質に加えて炭水化物や脂質も豊富に含まれており、1回の摂取で多くのカロリーを摂ることを目的としています。

つまり、通常のプロテインは「筋肉を増やすための栄養補給」として使い、ウェイトゲイナーは「体重全体を増やしたい人向けの増量サポート」として活用されるのが一般的です。

ウェイトゲイナーと通常のプロテインの違いを理解して、目的に応じて使い分けるようにしましょう。

プロテインを飲むだけで体重は増える?

体重を増やすには、消費カロリーよりも摂取カロリーが多い状態(カロリーオーバー)を継続することが基本となります。つまり、プロテインを摂取しても、それ以外の食事がおろそかになってしまったり、運動によって多くのエネルギーを消費していれば、体重はなかなか増えません。

体重を増やすためには、まずはしっかりとバランスの良い食事を摂ること。そのうえで、プロテインを「食事の補助」として活用し、1日の総摂取カロリーをしっかり確保することが大切です。特に痩せ体質の人は、通常の食事に加えてプロテインやウェイトゲイナーをこまめに取り入れることで、効率的にたんぱく質とエネルギーを補い、バルクアップへとつなげることができます。

プロテインはあくまでも栄養補助食品であり、飲むだけで体重が増える「魔法のドリンク」ではなく、不足している栄養素をとるものだと理解しましょう。

ウェイトゲイナーをおすすめしない用途は?

ウェイトゲイナーは、体重を増やすために高カロリー・高糖質・高たんぱくな成分が含まれているサプリメントです。そのため、すべての人や状況に適しているわけではありません。

特に、脂肪を増やさずに筋肥大したい人や、すでに十分なカロリーを食事から摂取できている人にはおすすめできません。過剰なカロリー摂取は、体脂肪の増加につながる可能性があるため、むしろ逆効果になることもあります。

また、減量中やボディメイクの仕上げ段階にある人にとっては、ウェイトゲイナーの摂取は目標の体から遠ざかってしまう恐れがあります。

目的や体質に合わせて、必要な栄養を適切に摂取することが重要です。ウェイトゲイナーは「ただ体重を増やしたい」場合には有効ですが、上記の目的の場合は、通常のプロテインが適しています。

プロテインを活用して効率よく筋肥大を目指そう

プロテインを摂取しなくても筋肥大を目指すことは可能です。しかし、普段の食事から筋肥大を実現させるたんぱく質量を摂取しようとすると、食事量が多くなってしまったり、糖質や脂質などの余計な栄養素を過剰に摂取することにつながってしまいます。普段の食事にプラスするなど、プロテインを上手く活用することで効率よく筋肥大を実現させることができるのです。

今回紹介した商品を中心に、自分に合ったプロテインを選び、理想の体を作り上げましょう!

 

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