• #サプリメント

シンバイオ ティクスが今大注目!!その方法とメリットとは?

シンバイオ ティクスが今大注目!!その方法とメリットとは?

監修者:日本プロテイン協会理事/プロテインマイスター 坂本雅俊

プロテインを始めとするスポーツニュートリション商品製造販売会社アルプロン代表取締役社長。2001年の創業以来、人々の健康と活力にあふれた毎日をサポート。2030年頃に起こるとされる世界的課題『タンパク質危機』に挑む。著作「“出世”したければ週2回筋トレすればいい」詳しいプロフィールはこちら⇒ https://alpron.co.jp/about/#message

腸内環境を良くする方法として、注目が高まっているのが「シンバイオティクス」です。腸内細菌の善玉菌を増やす「プロバイオティクス」と善玉菌のエサを提供する「プレバイオティクス」の両方を取り入れることで、疲労解消や免疫強化、アンチエイジング効果を高めます。

今回はそんな注目されているシンバイオティクスに関してわかりやすく紹介します。

目次

シンバイオティクスとは?

シンバイオティクスは、善玉菌を増やす「プロバイオティクス」と、善玉菌のエサを提供する「プレバイオティクス」を組み合わせたものです。

腸内には、善玉菌と日和見菌、悪玉菌が存在し、健康を維持するにはそのバランスが重要です。人間の腸内で健康的な人は、善玉菌20%、70%の日和見菌、悪玉菌10%のバランスとされています。

特に、善玉菌の割合が悪玉菌よりも多い状態に保つことがとても大切です。その理由は、日和見菌は善玉菌と悪玉菌のうち、腸内に定着している数が多い方の菌の作用に加担するからです。

例えば、悪玉菌が善玉菌よりも多くなってしまうと、日和見菌も悪玉菌の味方になってしまうため、疲労や肌荒れ、風邪を引くといった体の不調を引き起こしてしまいます。

これを防ぐためには、善玉菌を摂取することと、善玉菌が過ごしやすい腸内を助ける食品や成分を同時に摂って、腸内環境を保つことが重要です。

善玉菌の働きは、消化器官の健康をサポートし、栄養吸収を助けるだけでなく、免疫細胞の活性化や老廃物の排出による代謝向上が挙げられます。

そのため、代謝や免疫に強く関わる腸の環境を改善する方法として、シンバイオティクスが注目されているのです。

プロバイオティクスとは

プロバイオティクスは、食事によって善玉菌を増やすことです。善玉菌は、腸内に定着し消化を助けたり免疫機能を向上させたりする役割があります。

善玉菌で有名なのはビフィズス菌などの発酵食品に含まれている菌で、摂取すると腸内で増加し、体の代謝や免疫細胞を活性化します。また、腸壁の補修をする特徴を持つ菌もも存在しています。

ただし、食事から善玉菌を摂取をしても腸管に定着する量は少なく、多くの善玉菌は日々の便と一緒に腸内細菌も排出される点には注意が必要です。そのため、食事などからこまめに善玉菌を摂取することが大切です。

善玉菌そのものを摂取する腸活の方法

プロバイオティクスは、善玉菌が多くいる食材を食べて体内の善玉菌を増やす方法です。

発酵食品を普段の食事に少し加えるだけで、腸内の善玉菌の減少を防ぎます。食品では十分な量の善玉菌を一度に摂取できないため、こまめに摂取を続けることで、腸内環境を改善させることが大切です。

最近は、善玉菌そのものを摂取する方法として、善玉菌のサプリメントを摂取する方法が注目されています。生きた善玉菌が含まれたサプリを摂取することで、腸内環境を効率的に改善し、健康な腸内フローラを促進させます。

プロバイオティクスで活用される善玉菌は、ラクトバシラス菌やビフィズス菌などです。これらのサプリには、特別な処理が施されており、食品よりもより多くの善玉菌が腸内に届くよう工夫されています。

プロバイオティクスの代表的な食材

プロバイオティクスで活用される食材は、ヨーグルト、キムチ、サワークラウト、味噌、納豆などの発酵食品です。

これらの食品は、善玉菌を多く含むので、日常的に摂取することで腸内環境を整える効果があります。

また、腸内環境の改善には多くの種類の善玉菌を摂取することが大切なため、豊富な種類の発酵食品を摂り入れることが重要です。

プレバイオティクスとは

プレバイオティクスは、腸内の善玉菌のエサになる栄養素を摂取する方法です。

善玉菌は、特定の食物繊維や糖類を栄養源として腸内で増殖します。特に、食物繊維は主に腸管をキレイにする働きがあり、善玉菌が増えやすい環境を作る働きがあります。

また、ブドウ糖や果糖等の糖類は善玉菌のエサとなり、善玉菌の腸内での増殖を助ける働きを持っています。

プレバイオティクスは、このように、食物繊維や糖類の2種類の栄養素を摂取することで、食品から摂取した善玉菌の定着を促します。

善玉菌のエサになる栄養素を摂取する腸活の方法

プレバイオティクスは、善玉菌のエサになる栄養素を意識的に摂取する方法です。

その中で大切なことは多くの種類の糖類、食物繊維を摂ること、食物繊維に関しては水溶性食物繊維と不溶性食物繊維もバランスよく摂ることです。

糖類を多く摂る必要がある理由は、善玉菌の種類によって好む糖類が異なるためです。善玉菌にも多く種類があり、その種類によって腸管のどこに定着するかも変わってきます。そのため、多くの種類の糖分を摂取することが大切です。

また、食物繊維もバランスよく摂る必要があります。なぜなら、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維では腸内を綺麗にする箇所が異なるためです。

具体的には、水溶性食物繊維は腸管の途中で消化され、分解された栄養素も善玉菌のエサになります。不溶性食物繊維は便として排泄されてしまいますが、大腸の腸壁を綺麗にする働きを持っています。

それぞれの糖分、食物繊維をバランスよく摂取することがプレバイオティクスでの大きなポイントです。

プレバイオティクスの代表的な食材

プレバイオティクスの食材には、果糖やブドウ糖の糖類が含まれる食材、食物繊維が含まれる食材があります。

その中で、善玉菌が好む糖類と食物繊維を同時に摂取できるおすすめが果物です。いちご、もも、メロン、バナナなどの果肉が柔らかいものは善玉菌が好む果糖やブドウ糖と水溶性食物繊維を摂取できます。

一方で、果肉が硬めのりんごや柿、パイナップルなどは果糖とブドウ糖だけでなく不溶性食物繊維を多く摂取できます。

他にも玉ねぎ、れんこん、ごぼう、わかめも食物繊維が特に多く、プレバイオティクスにおいて有名な食材です。

シンバイオティクスの効果

シンバイオティクスは、善玉菌の摂取と腸管での善玉菌の定着を促す効果が高いことから、腸内細菌のバランスを善玉菌優位にすることで健康に良い影響を与えます。

以下では、シンバイオティクスの効果を説明します。

腸内フローラのバランス向上

シンバイオティクスのメリットの1つは、腸内フローラの善玉菌が増え、悪玉菌が減ることです。

腸内フローラとは腸内の中の定着している菌群を指します。善玉菌が優位になると食べたものがスムーズに消化され、栄養がしっかりと吸収されます。その結果、体全体の調子が良くなるのです。

腸内フローラのバランスが整うことで、便秘や下痢などのお腹のトラブルが軽減され、日々の快適な生活を送ることができるようになります。

さらに、腸内環境の改善は、心身のストレスも軽減させることも知られています。その結果、心地よい毎日を過ごすことができ、心の健康もサポートできるのです。

免疫力向上

シンバイオティクスが腸内で活躍すると、体の免疫力が向上します。具体的には、腸内の免疫細胞との相互作用によって、体の抵抗力が強化され、病気に対する防御が高まります。これにより、風邪やアレルギーなどの病気にかかりにくくなるでしょう。

また、腸管の粘膜修復を促進するため、食中毒やお腹の不調も軽減することが知られています。

他にも、体の免疫細胞の活性化作用があるため、免疫力が高められます。外部からのウイルスや細菌に対する防御力がアップし、感染症にかかりにくくなります。また、老廃物の排出も良くなるため、体本来の機能を維持することも大きな役割を担っています。

炎症抑制

アレルギー症状の緩和には、腸内細菌が重要な役割を果たすことが示唆されています。花粉症などのアレルギーは、免疫システムのバランスが崩れ、本来は無害な物質に対する過剰反応が引き起こすものです。

腸内細菌は免疫システムの正常な機能をサポートします。特にTレグ細胞の働きを促進することで、過剰なアレルギー反応を抑制するとされています。ビフィズス菌を含むプロバイオティクスの摂取は、腸内環境を整え、善玉菌を増やすことで免疫システムを強化し、アレルギー症状の緩和につながる可能性があります。

血圧・血糖値を整える

血糖値の改善には腸内細菌が重要な役割を果たすことが明らかになっています。特に、発酵食品に含まれる善玉菌の一種の乳酸菌が産生するEPS(多糖類)が注目されています。このEPSは、短鎖脂肪酸の産生を増加させ、基礎代謝の向上や免疫調整などに寄与し、血糖値の調整に効果を発揮するとされています。

短鎖脂肪酸は、エネルギー代謝の調節を含む生理機能に影響を与え、その結果として2型糖尿病や肥満などの代謝性疾患の改善が期待されています。また、免疫疾患や神経疾患にも良い影響を与えると考えられています。

発酵食品に含まれるEPSの摂取が血糖値や腸内細菌叢に及ぼす影響については、最新の研究によってその重要性が明らかになりつつあります。健康維持や血糖値管理のために、乳酸菌を含む発酵食品の積極的な摂取が注目されています。

シンバイオティクスの食材の組み合わせ例

シンバイオティクスを意識した食事は、日常の健康維持に大きな影響を与えます。上述のとおり、腸内環境を整えることは、免疫機能の向上や消化器官の健康維持に直結します。

それでは、シンバイオティクスの効果を最大限に引き出すためには、どのような食材を食事と一緒に摂取するとより良いのでしょうか?この項目では、シンバイオティクスを意識した食材の組み合わせ例を紹介します。

ヨーグルトとフルーツ

ヨーグルトには消化器官の働きを助ける善玉菌が豊富に含まれており、フルーツには食物繊維が多く含まれており、便通を整えたり、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。そのため、この組み合わせは、消化器官の健康を保ちながら、美しい肌や健康な体をサポートします。

納豆とオクラ・海藻

納豆に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整え、免疫力を向上させます。オクラや海藻には食物繊維が豊富に含まれており、便通を促進し、肌の健康をサポートします。さらに、海藻には美肌や抗酸化作用が期待できる栄養素も含んでいます。

味噌・酒粕と根菜・イモ類

味噌や酒粕には、腸内環境を整える効果のある乳酸菌を含んでいます。根菜やイモ類には、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、免疫力を高め、健康な体を維持するのに貢献します。特に、抗酸化作用のある栄養素が豊富なため、アンチエイジング効果も期待できます。

栄養素をサプリで補うのもおすすめ

多忙な毎日や食事の偏りによってシンバイオティクスを含む栄養素をバランスよく摂取するのは難しいこともあるでしょう。そんな時、サプリを利用して足りない栄養素を補うのがおすすめです。

サプリを活用すれば、普段の食事だけではなかなか摂取しにくい乳酸菌や食物繊維などの栄養素を手軽に補給できます。

ただし、シンバイオティクスを心がけるにあたって、あくまでサプリは食事の不足分を補うために摂取することを忘れないようにしてください。健康的な食生活を続けつつ、できるだけバランスの良い食事を心がけることがシンバイオティクスで大切なことです。

シンバイオティクス配合 IZMO ATHLETE PROTEIN BIO

IZMO ATHLETE PROTEIN BIO は、乳酸菌(プロバイオティクス)+食物繊維(プレバイオティクス)のシンバイオティクスプロテイン。
一緒に摂取することで善玉菌が食物繊維をエサにして善玉菌の増殖が促され、身体の内側から筋肉にアプローチ。栄養吸収の効果を高めます。
腸を整える生きた乳酸菌BC-30も配合し、体内環境を整えるのを助け、たんぱく質の吸収率を高めることで効率的なカラダづくりをサポートします。
また、運動時のパフォーマンス向上& 筋肉痛の緩和も期待されるため、ベストパフォーマンスを出せる状態を維持したい方におすすめです。

シンバイオティクスを意識して活き活きした腸内と体を手に入れよう

シンバイオティクスを意識することは、腸内の健康を促進し、全体的な健康状態を向上させるために重要です。

善玉菌と善玉菌が好む腸内環境を整えることで、より元気な体を手にすることができます。腸内環境を改善することで、消化や免疫機能の向上、炎症の軽減、栄養素の吸収促進などのメリットも非常に多いため、積極的に摂り入れて元気で健康的な身体を手に入れましょう。

一覧に戻る