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高齢者にもプロテインは効果的?【健康維持、活用法、飲み方、注意点、おすすめ】

高齢者にもプロテインは効果的?【健康維持、活用法、飲み方、注意点、おすすめ】

監修者:日本プロテイン協会理事/プロテインマイスター 坂本雅俊

プロテインを始めとするスポーツニュートリション商品製造販売会社アルプロン代表取締役社長。2001年の創業以来、人々の健康と活力にあふれた毎日をサポート。2030年頃に起こるとされる世界的課題『タンパク質危機』に挑む。著作「“出世”したければ週2回筋トレすればいい」詳しいプロフィールはこちら⇒ https://alpron.co.jp/about/#message

 

加齢とともに食事量が減ってしまい、栄養バランスが気になっていませんか?
どうにかして栄養のあるものを摂り、元気に健康で過ごしたいですよね。
高齢者がプロテインを摂ることは、活動的な生活を送る助けになります。

この記事では高齢者にプロテインをおすすめする理由と、摂取の仕方、注意点を紹介します。
ぜひ参考にして、いきいきとした生活に役立ててください。

目次

高齢者にプロテインをおすすめする理由、摂取量の目安、高齢者向けおすすめプロテイン

高齢者のタンパク質摂取量の目安

若い世代と比べ、筋肉量が減少している高齢者は、筋肉量を増やすためにもしっかりとタンパク質を摂取する必要があります。

高齢者のタンパク質摂取量と、筋肉量は比例しているので、無理のない程度に意識して摂取するとよいでしょう。

高齢者がフレイルを予防するためには、1日に体重×1.0g以上のタンパク質を摂取する必要があります。

体重減少で悩んでいる高齢者は、目標量を少し上回るつもりで摂取するとよいでしょう。

食の細い人は間食としてプロテインを取り入れたり、普段の飲み物にプロテインを混ぜたりして、適切な量のタンパク質を摂取することが大切です。

 

プロテインの飲みかた

水や牛乳と混ぜる

プロテインは基本的に、水などの飲み物とあわせて摂取します。

プロテインのにおいや舌触りが苦手な人は牛乳と混ぜたり、似た風味のジュースと合わせたりすると飲みやすくなるでしょう。

寒くなってきたら、飲み物と混ぜたプロテインを、あたためて飲むこともできます。

ただし一つ注意点として、ホエイプロテインは約80℃で変性してしまうため、沸騰した飲み物で溶かすのはおすすめできません。
成分的には問題ありませんが、プロテインがダマになったり、ふき出したりすることがあります。

 

あたたかいプロテインを作る際は、冷たい飲み物に溶かしたあと、様子を見ながら少しずつ電子レンジで加熱するとよいでしょう。
レンジに温度調節機能があれば、60℃に設定してあたためるのがおすすめです。

 

ヨーグルトに混ぜる

食事としてプロテインを飲むのが苦手な人には、ヨーグルトに混ぜるという方法がおすすめです。
飲み物に混ぜるのと比べ、プロテインが溶けやすく、味が付いたプロテインを混ぜるとデザート感覚でタンパク質が摂取できます。

むせ込みやすい高齢者は液体ではなく、とろみのあるヨーグルトでプロテインを摂取するとよいでしょう。

高齢者におすすめのプロテイン

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プロテインは高齢者が適切に栄養を摂るのに有効な食べ物ですが、摂取に向いていない人もいます。
ここでは高齢者がプロテインを摂取する際の注意点を紹介します。

プロテインは補助的に使い、食事を大切にする

プロテインはあくまでも栄養不足を補うもので、食事の代わりにはなりません。
普段の食事では肉や魚などからタンパク質を摂取し、食事量が少ないときの補助として、プロテインを活用しましょう。

食事から味やにおいを感じたり、食感を比べたりすることは高齢者の認知機能維持にも役立ちます。

カロリーオーバーに気をつける

栄養不足解消の助けになるといっても、プロテインの摂りすぎはカロリーオーバーからの肥満を招きます。
プロテインの主原料であるタンパク質は、1gあたり4kcalあります。

栄養補給のためとはいえ、摂れば摂るほど良いというものでもありません。
摂取してもよいカロリーを把握して、基準内に収まるようにプロテインを摂取しましょう。

かかりつけ医に相談する

プロテインは低栄養状態の改善に役立ちますが、すべての人におすすめできるものではありません。

高齢になると、さまざまな疾患から通院する人もいるでしょう。

特に腎疾患患者は医師からタンパク質の制限を指示されることも多く、プロテインの摂取には慎重にならなければなりません。

タンパク質の管理が必要な人でも、必要以上に制限すると、低栄養状態を招きかねません。

プロテインはタンパク質の量を把握しやすく、タンパク質が不足しているときには手軽に補給できます。

通院中の人は、かかりつけ医に相談してからプロテインを摂取しましょう。

様子を見ながら摂取する

プロテインを生活に取り入れるには、様子を見ながら少量ずつ摂取する必要があります。

今までプロテインを摂取していなかった人が、突然摂取しはじめると、内臓に負担がかかり、消化不良を起こしたり、便秘になったりする可能性があります。

プロテインは原料によっても消化の速度が異なるため、体に合ったプロテインを選ぶことが大切です。
体に合わなかった場合は、量を減らしてみたり、違う種類のプロテインを選んだりして、様子を見るとよいでしょう。

高齢者でもプロテインは健康維持に役立つ

プロテインは高齢者の栄養不足解消に、大きな役割を果たします。
普段の食事から栄養を摂るのが一番ですが、食が細くなった高齢者はプロテインの力を借りてみるのもよいでしょう。
プロテインを摂取する際には、医師に相談のうえ、様子を見ながら摂取してください。

 

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