監修者:日本プロテイン協会理事/プロテインマイスター 坂本雅俊
プロテインを始めとするスポーツニュートリション商品製造販売会社アルプロン代表取締役社長。2001年の創業以来、人々の健康と活力にあふれた毎日をサポート。2030年頃に起こるとされる世界的課題『タンパク質危機』に挑む。著作「“出世”したければ週2回筋トレすればいい」詳しいプロフィールはこちら⇒ https://alpron.co.jp/about/#message
子供の成長にはたくさんの栄養が必要です。
とくに成長期の子供(小学高学年~中学生の間)では必要となる栄養素が小学生のときと違ってきます。
成長期が訪れると身体作りのためにプロテインの摂取にも興味を持ち始める時期なのではないでしょうか?
しかし、親のなかには子供がプロテインを摂取することに抵抗を感じる人もいると思います。
今回の記事では子供のプロテインの活用法などについて紹介します。
子供にプロテインは良くないのか?
ここでは子供のプロテインに関するよくある疑問について解決していきたいと思います。
プロテインとは?
まずプロテインの意味について紹介します。
プロテインと聞くとサプリメントの一種として思う人もいると思いますが、プロテインとはタンパク質を英語表記にしたものです。
タンパク質の働きは、筋肉や臓器、皮膚、髪の毛などの体構成成分、ホルモンや酵素、抗体などの体調節機能成分として存在するとても重要な栄養素の一種類です。
プロテインの摂取が身長の伸びを止める原因に!?
よく「プロテインを摂取すると身長が止まるのではないか?」と心配になられる方がいます。
結論、タンパク質の摂取で身長が止まることは断言できません。
この疑問を解決するために骨の成長について少し紹介します。
成長期の骨にはカルシウムやビタミンDなどの栄養素が欠かせません。
カルシウムやビタミンDなどを摂取することで丈夫な骨を作ることができ、骨が成長していくことで身長が伸びていきます。
そのため、成長期の子供にはバランスのとれた食事を摂取してカルシウムやビタミンDの栄養素を摂取する必要があるのです。
加えてタンパク質も成長期の骨には必要だと言われており、子供で食事からのタンパク質が不足している場合では、プロテイン飲料などでタンパク質を補う必要があります。
プロテインを飲むと筋肉が増えすぎる!?
プロテインの働きはいろいろありますが、先述した通り筋肉や皮膚などを作る働きがあります。
運動した後にプロテインを摂取することで筋肉作りを効率的にサポートしてくれます。
筋肉=プロテインの印象が強いかと思いますが、プロテインを飲んだからと言ってムキムキになるわけではありません。
先述した通りプロテインはタンパク質です。
ボディービルダーのような体にするためにはプロテインの前に高負荷の筋力トレーニングがマストです。
子供のプロテインの活用法
ここからは子供のプロテインの活用法について紹介します。
プロテイン飲料は栄養補助食品ですので、プロテインだけでは丈夫な体作りはすることができません。
まずはバランスがとれた3度の食事をすることを意識しましょう。
子供のプロテイン目安摂取量
子供のプロテインの目安摂取量は性別や年齢、身体活動レベルによって異なるのが特徴です。
成長期にあたる10歳~11歳でのタンパク質の目標量は男性では45g程度必要だと報告されています。
とくに運動習慣がある子供は強い体作りをするために目標量のタンパク質を摂取することが大切です。
運動をした後に
子供のなかには習い事や部活動でスポーツをしている人もいると思います。
スポーツをしている子はしてない子よりもタンパク質摂取量が多くなります。
そのため、食事から十分にタンパク質を摂取出来ない場合はプロテインを補給し、タンパク質を十分摂取しましょう。
ちなみに運動後30分はプロテイン摂取のゴールデンタイムと言われています。
運動後30分の間にプロテインを摂取すると効率よくタンパク質を吸収することができます。
この時間を狙ってプロテインを摂取するよう心がけましょう。
プロテイン飲料の種類
プロテイン飲料には粉状になっているものや、牛乳に溶かしてドリンク状になっているもの、バー状になっているものなどがあります。
味もいろいろな種類があるため子供が好きなプロテインの形態、味をチョイスするといいでしょう。
しかし、注意する点として清涼飲料のプロテインドリンクには砂糖が多く入っている可能性があるため糖分の過剰摂取には注意が必要です。
子供にオススメのプロテイン
アルプロンのプロテインは成長期の子供にもおすすめできるプロテインが豊富に揃えてあります。
気になった方は是非チェックしてみてください。
特徴1「生きた乳酸菌(GanedenBC30)」
生きた乳酸菌(GanedenBC30)がコンディショニングを整え、食事やプロテイン等の成長期に必要な栄養素の吸収をサポートします。
特徴2「酵母ペプチドYGF、アルギニン」
酵母ペプチドYGF、アルギニンは成長期に特に補いたい成分です。
特徴3「砂糖、保存料、増粘剤、増粘剤」ゼロ
IZMO ENERGY PROTEINは保存料、増粘剤等を一切使用していないので風味や溶け易さにバラつきが出ますが、タンパク含有量、アミノ酸スコア、品質には問題有りません。
まとめ
プロテインは丈夫な体を作っていくうえで非常に大切な栄養素です。
プロテインを過剰に摂取してしまうと体に悪影響が及びますが、年齢や、性別、身体活動に照らし合わせながらプロテインを摂取することは丈夫な体を作っていくうえで望ましいことです。
毎日、バランスが摂れた3度の食事をしっかりと食べることは基本です。
食事のタンパク質の摂取量を見直してみてタンパク質が不足しているときはプロテインを活用していきましょう。